文芸[2月/Feb]

works:なるはし

 ゲームのスタート画面が表示されている。
 配信開始。まずはいつも通りの挨拶から。でろーんでろーん、こんでろーん。
「…ノベルゲーを…ノベルゲーじゃないな、サウンドノベルゲームって言うのかな?」
 アニメから知った、その前日譚に当たるらしいこのゲーム。
声優さんが豪華なアニメの方の話もちゃっかりしておいたところで、ではでは早速。
『はじめから』を選択すると、画面がセーブスロットに切り替わる。
 そういやキーボードで操作するんやけど大丈夫かな。アクションとかないよね?
 ……見てくれる皆にも一応断り入れとこ。「アクションがあったら…ごめんね」
 私ほんとに下手くそやから……
「…では、やっていきまーす!」
 そして始まる、派手なオープニングムービー!
「こんな本格的なんコレ!?」
 ほんとにドラマみたいだ。配信画面をいじりながら感心してると、場面は車中?へ。
縛られた男性、カーラジオから流れる不穏なニュース、意味深なメールの文面、爆発。
 監督のクレジットがカットインして、オープニングが終わる。
「なるほどこれが、あれかな…プロローグなのかな?」

――A STORY WITH YOU、ゲームスタート。