気が付いたら真っ暗な空間にいた。
(夢の中なのかな?)
 薄らと誰かの声が耳に届く。
「……ねえ起きて。起きてってば」
 目を覚ますと茶色の毛に長い耳の哺乳類モンスターがいた。名前は“イブスキ”
どうやらこの子が起こしてくれたらしい。
 そして自分が人間だと言うと変な顔をされた。
「どこからどう見ても、あひるモンスターだよ?」
 黄色い体に長いくちばし、改めて姿を確認するとどう見ても人間じゃない。
それと困ったことに何も思い出せない。唯一思い出せるのは――そうだ。
「私の名前は……デロダック」
「デロダック、おもしろい名前ね!」
 イブスキはそう言って快活に笑った。こっちはまだ状況が分かっていないのに。
「だれかぁー!助けてー!」
 どこからか聞こえてきた助けを求める声。イブスキと視線が合う。
『助けに行かなきゃ!!』

 こうしてイブスキと私との救助隊“ズツウがする”の活動が始まった。
 つづく!!

■03月06日の出来事

《【ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX #1】ポケモン診断しちゃうよ!》の配信がありました

■メッセージ

こんでろーん!! 内容盛りだくさんでとても楽しかったです! デロダックへの当たりが強いのがツボでした

works:二村樹月

message:二村樹月

music:ehara